知識支援

  • 病院事務業務

Q.

DPCコードって何?

A.

DPCコード( 診断群分類番号)は、2.451ある診断群分類を識別する14桁で構成される番号です。最初の6桁は病名に相当し、
「X」は「該当なし」を示します。DPCコードは、医療資源を最も投入した傷病名に基づき医師が決定します。
また、手術や副傷病名の有無、年齢、出生時体重、JCS条件によっても分岐します。

Q.

コーディングチェックのケーススタディとは

A.

■ケース1  同じ病名でICD10コードが違う場合
【対象患者】78歳男性  脳外科入院  在院45日  主・契・最多病名:I10高血圧脳内出血を選択
【変更】I10  高血圧性疾患対応コード→I619  脳血管疾患としての脳内出血対応コード(頭蓋内血腫除去術施行の為)
【追加】手術・処置2の人工呼吸、肺炎(分岐対象副傷病名)
【結果】DPCコード:050140XXXXX0XX→010040X101X11X
高血圧症  手術・処置2なし→非外傷性頭蓋内血腫<JCS30以上>脳血管内手術+脳動静脈奇形摘出術等  手術・処置2あり
【包括点数】63.912点→161.381点(プラス97.469点)

■ケース2  副傷病名が分岐に関わっている場合
【対象患者】0歳児 小児科入院 在院8日 主・契・最多病名:急性細気気管支炎、副傷病名:なし
【追加】呼吸不全( 分岐対象副傷病名) 酸素吸入複数回実施の為
【結果】DPCコード:040080XX99X00X(肺炎、急性気管支炎、急性細気気管支炎  手術なし、手術・処置2なし、副傷病名なし
          →DPCコード:040080XX99X01X(肺炎、急性気管支炎、急性細気気管支炎  手術なし、手術・処置2なし、副傷病名あり)
【包括点数】20.855点→26.625点(プラス5.770点)